ぼやき第27回

一般に筋力というと最大筋力と筋持久力で考えがちですが、競技によって必要な筋肉は変わります。

もちろん、最大筋力・筋持久力もとても大切です。

実際、現全日本柔道代表チームは選手の肉体改造改革によってリオオリンピックで好成績を収めましたが

最大筋力を上げるだけではもちろん不十分です。

筋肉をつけると、その代わりとして体の関節の可動域が小さくなりやすくなります。

柔道において体の硬い選手はそれだけで技に入る位置が浅くなってしまいます。

なので最大筋力+筋持久力+柔軟性が柔道選手には必要です。

(ちなみに私の考える柔道と同じ筋肉を必要とされるのは水泳選手です)

まだ小学生には難しいかもしれませんが、自分の体幹の力をうまく相手に伝える為には

釣り手(右組みなら右手)や股関節をうまく折りたたむ必要があります。釣り手を折りたたむには筋肉の柔軟性が

欠かせないのです。

柔軟体操が嫌いな人は技が上手に入れません。

筋トレと同じくらい柔軟体操は大事なんだとしっかり頭に入れて取り組んで欲しいと思います