今回の話は筋肉の使い方について少し語ります。
人間の筋肉には大きく2種類の筋肉があります。関節を曲げる筋肉と伸ばす筋肉です。
基本的に技をかける時は曲げる筋肉、相手の技を防ぐ時は伸ばす筋肉を使います。
ここで覚えておいてほしいのは、曲げる筋肉と伸ばす筋肉は同時には使えないということです。
(正確には伸ばす筋肉と曲げる筋肉同時に使うことは可能ですがその場合関節は動かなくなる)
相手の技を恐れるあまり伸ばす筋肉をずっと使ってしまうと技が掛けられなくなります。
伸ばす筋肉を使う⇨伸ばす筋肉を緩める⇨曲げる筋肉を使う
筋肉を全力で使ってしまうと筋肉を緩めるのにほんの少しですが時間がかかってしまいます。
技に時間がかかってしまうと相手に逃げられてしまいます。
なので柔道ではだいたいいつも80%位の筋力で組み合い、技に入る瞬間に100%の力を使うのが理想です。
以上力を入れ過ぎて組み合うのもダメなんだよっていうお話でした。