スタミナの話です。少年柔道では試合時間は大体3分になることが多いですが、
3分間(全力で)動ける選手はほとんどいません。
一言でスタミナと言っても、競技によって求められるスタミナは様々です。
柔道では大体組み合っている時に大体70~90%、投げ技や抑え込みに入る時に
100%の筋力を使い、『待て』がかかっている間が休憩になります。
柔道の難しいところは70~90%で動く有酸素運動(呼吸をする運動)のスタミナと
100%で動く無酸素運動(呼吸をしない運動)のスタミナ両方が必要なところです。
このスタミナを同時につけるには、普段から乱取り・打ち込みに全力で取り組む必要があります。
野村忠宏選手が以前テレビで言っていたのは乱取り1本目から試合のつもりで取り組み
乱取りの途中でいつもスタミナが切れてしまっていたそうです。
部内試合をみて皆さんのスタミナが余りにないと痛感したので今回この話をする事にしました。
全力で技をかけ続けることでしか無酸素運動のスタミナは身につきません。
スタミナを身につけるのに才能やセンスは必要ないのです。
練習1回1回の地道な努力を期待します。