今日のテーマは『声』です。
皆さんはシャウティングという言葉はご存知でしょうか?
直訳すると叫びですが、テレビでハンマー投げの選手が投げる瞬間大声で叫んでいるのを観たことはあありませんか?あれがシャウティングです。テニスのシャラポワ選手もショットの度に声を張り上げています。
実はこれにはちゃんとした意味があります。競技者の自発的なかけ声と同時に筋力を発揮した場合には最大筋力が12.2%増大するという研究が発表されています。脳が普段かけているリミッターを少し外すためだと言われていますが、これはまぎれもない事実です。握力測定で大声でやるときと黙ってやるときとでは結果が変わってくるのです。
何が言いたいかというと普段の練習から声を出そうよって事です。
柔道の世界では、このシャウティングをしばしば『気合』と表現します。
柔道もパワー系競技である以上、間違いなく技に入る瞬間『気合』を出した方が良い訳です。
しかしながら、いきなり試合で『気合』を入れろと言われても出来ない人がほとんどだと思います。
特に私に声が小さいと注意されている人は、この『気合』をしっかりと使えるよう普段から声を出す習慣を身につけていきましょう。