ぼやき第15回

今回は以前ブログにも書いた古賀稔彦先生が現役時代のころのドキュメンタリー番組を観たときの話です。

これは今もyoutubeで観ることができるので時間のある人は観てみると良いと思います。

古賀先生はバルセロナオリンピックで金メダルを取り、世界選手権でも圧倒的な投げ技で優勝しました。シドニーオリンピックを目指して現役を続行するのですが、次第に国内予選でも思うように相手を投げられなくなっていきます。

そのころも強化選手なので1流であることは間違いありません。

投げられなくなった理由を番組では

『動き出してから技に形に入るまでの時間が0.1秒ほど遅くなってしまった』

と述べられていました。

0.1秒ってどれ位の時間かわかりますか?一瞬ですよね?

でも、それが1流選手と超1流選手の差なんです。

ほんの少しだけれど、とてつもなく大きな0.1秒です。

古賀先生は血のにじむ努力で他の選手よりも速い一本背負いを身につけることができました。

でもその努力で短縮できる時間はたったの0.1秒でした。

 

国分寺柔道会の皆さんはどうでしょうか?

0.1秒を縮める練習ができていますか?

少しでも速く、少しでも強くという気持ちで普段から反復練習しないと古賀先生のような本物の技は身につきません。

以上、打ち込みや投げ込みは1回1回を大切に、全力でやっていこうねっていうお話でした。