ぼやき第11回

11/26の練習は今までより試合を想定した寝技乱取りを行いました。

試合で数少ないチャンスを逃さないようにこれからやっていこうと考えています。

 

 

さて日曜まで大阪で柔道グランドスラムが開催されていましたが

皆さんの目にはどう映ったでしょうか?

国分寺柔道会にサインをくれた高藤選手は残念な結果に終わってしまいましたが

相手も強かったですし、何よりあまり調子が良くなさそうでした。次に期待しましょう。

小山市出身の海老沼匡選手と大野選手の決勝戦はとても素晴らしい試合でしたね。

私はあまり柔道の試合を観て感動することはないのですが、今でも忘れられない試合があります。

それは海老沼選手が2013年リオデジャネイロ世界選手権で優勝した試合です。

あってはならないことですが、海老沼選手の決勝の相手が本来ならば反則負けになるはずの脇固めを何度も仕掛けましたが、審判はそれを見過ごしており海老沼選手は肘を負傷してしまいました。

私ならば心が折れそうになってしまう場面ですが、海老沼選手はこの逆境をものともせずに1本勝ちするのです。その翌年の世界選手権でも誤審(少なくとも私の目にはそう映った)をはねのけ見事3連覇を達成しました。

人間は本当につらい時にこそ心技体の『心』が重要になります。理不尽に思える状況に追い込まれても海老沼選手は決してめげずに、『折れない心』を私たちに体現して見せてくれました。

今回のグランドスラムでは惜しくも負けてしまいましたが、きっと彼は東京オリンピックをあきらめていないはずです。

彼の姿を見て国分寺柔道会の選手たちにも

『あきらめない心・逆境に立ち向かう心の強さ』を学んでほしいと思います。

きっとこれからの人生に役立つはずです。