ぼやき第6回

11/5今日の練習は同じ反復練習では飽きやすいかな?ということでスピード打ち込みを行いました。

打ち込みのスピードはもちろん大事なのですが、それに加えてあたりの強さが試合では重要になってきます。

次は力を入れることに意識を置いてやれるともっと良くなるでしょう。

今日選手たちの投げ技を見ていて全体として筋力不足だなと感じました。なので自分よりも力の強い選手との乱取りを普段より本数を減らしてやってみましたね。これは力の強い選手との試合でも力負けしない体幹の力を身につける狙いがあります。よく理解しておいてください。

 

ということで今回のテーマは『フィジカル(肉体のという意味)』です。柔道を学ぶものであれば一度は『柔よく剛を制す』という言葉を聞いたことがあると思います。

しかしながら、この言葉は正確には『柔よく剛を制し、剛よく柔を断つ』です。

柔道の技はすべて『梃子(てこ)の原理』から成り立っています。つまり、

柔 → 力(筋肉)の使い方

剛 → 力の大きさ     

と考えて下さい。上記の言葉は

上手に筋肉を使えば自分より力の強い物でもコントロールできるけど、強すぎる力には通用しないよね。

ってことです。

極端な話、蟻がどんなに柔道を学んだとしても人間を投げる事は無理です。

何が言いたいかと言うと自分よりも力の強い、あるいは体重が重い選手に試合で勝とうと思ったら、ある程度の筋肉がないと勝てないよ?

ってことなんです。

小学生のうちから本格的なウェイトトレーニングをやる必要はない(体を壊すことにもなるので)と思いますが、

普段の道場で行う自重トレーニング(腕立て伏せや腹筋、スクワットなど)はしっかりとこなせるようになってほしいです。

ちなみにちゃんと腕立て伏せが出来ている選手は国分寺柔道会には1人もいません。(汗)

以上、補強運動も大事だから手を抜かないでやってねってお話でした。